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悪い姿勢の代表とも言える猫背姿勢の弊害を考えよう

 さて、前の記事では猫背姿勢がどうして起きるのかということを説明させていただいたのですが、ここでは、その猫背姿勢に伴う弊害について説明させていただきます。(→一つ前の記事『悪い姿勢の代表とも言える猫背姿勢になってしまう理由を説明します』はこちら

悪い姿勢の代表とも言える猫背姿勢の弊害を考えよう まず、猫背によって最も分かりやすい変化は「見た目が悪くなる(老けて見える)」ことでしょう。
 図1を見ていただければ分かると思いますが、背中が丸くなったことで頭、特に顎が前に出ます。そしてバストの位置が下がり、お腹が出ます。

 またこうした状態は頭の付け根から頚の付け根にかけて大きな負担をかけますので、肩こりや、それを起因とする頭痛(筋緊張性頭痛)を招く恐れもありますし、神経が障害されることによって頭痛を起こす、例えば大後頭神経(C2頚神経後枝内側枝)が障害されることによって後頭部に痛みが起きるような問題を起こす恐れもあります。

 腰に関して言えば、腰の部分は前弯曲といって前にカーブして反っているのが正常なのですが、それが逆カーブ(後弯曲)よりになるため、これが腰痛の原因となります。

 あとは猫背になっていただくと分かるかと思いますが、猫背姿勢では十分に腕(肩)を挙げることができませんよね。これは猫背姿勢によって肩甲骨が前に出る(前突する)ことで、その動き制限することが理由なのですが、そんな問題が起きる恐れもあります。

 また猫背姿勢で十分に息を吸う事もできませんね。そうした状態が吸気障害から基礎代謝の低下を招くとも言われています。

 さらに以前の記事『悪い姿勢の代表とも言える猫背姿勢になってしまう理由を説明します』でも書いたのですが、猫背姿勢というのは筋肉を使わないから楽なんですね。ですからこうした姿勢を継続すれば、基本的に消費カロリーを下げることになってしまいます。

 どうです、猫背って怖いでしょ?
 しかし問題はそれだけではありません。まだ出そうと思えば出てくるんですね。
 例えば猫背姿勢というのは丸まった姿勢なのですが、人の体はそうした状態(関節を曲げた状態)を維持していますと血流が悪くなってしまいます。

 正座をしていると血流障害から足がしびれるというのはちょっと極端な例かとは思いますが、デスクワークなどを長時間していますと、肩やら腰やらいろんなところに重さといいますか、鈍痛などを感じたりすることはないでしょうか?あれも猫背に伴う血流障害が原因だと言えてしまうのです。

 また、そうして丸まった姿勢の継続は、関節可動域を減少させてしまう原因にもなるのですが、これは関節機能の低下から痛みの原因にもなります。

 あと挙げるのであれば自律神経系への影響ですかね。猫背姿勢では基本的に目線が下がることが多いのですが、そうした状態は自律神経系に変調をきたすとか…。

 とにかく、いろんな影響を及ぼす恐れのある猫背、気になった時、もしくは気づいた時が改善のチャンス。ちょっと背すじを伸ばして図2のように輝いてみましょう!

   

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