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運動のすすめ・運動の効果を考える

 健康的なダイエットを考えた場合、または健康的に生きることを考えた場合など、とにかく生活に取り入れた方が良いと思われる運動。ここではその運動について考えてみようと思います。

運動のすすめ・運動の効果を考える

 さて、とりあえず上には私が知っている運動の効果を、なんとなくまとめてみたのですが、ぱっと思いついただけでも、こんなに多くの効果が期待できると言われています。

 まず運動によって得られる主な効果としては、「ダイエット・体重(体脂肪率)の減少」、「筋肉量および筋機能のUP」、「血流促進」、「便秘の予防・改善」、「精神安定」などが挙げられるかと思います。それこそいろんな因子が絡んで、いろんな説明ができるため、どうとでもまとめられるとは思いますが、ここでは上の図に基づき説明を進めます。

まずダイエット効果について

 運動などにより体を動かせば、身体に蓄えられたエネルギーが消費されるのですが、その結果として体重(体脂肪率)が減ると考えられます。
 ここで重要なのは、体脂肪率が減るということです。よくダイエットのために食事のみを制限し、運動は取り入れない方がおみえになりますが、それでも確かに脂肪は落ちます。しかし筋肉量も減る恐れがあるわけで、これは決して良いことではありません。ですからこの体脂肪率が落ちるということは注目していただきたいポイントです。(関連記事『置き換えダイエットのような食事制限系のダイエットはリバウンドの原因?1』はこちら

 また、ダイエットによって脂肪が落ちれば、基本的に服の選択肢は増えますよね。これは女性にとって嬉しい効果でしょう。

 あと、これは特に肥満の方に言えることなのですが、肥満では股関節や膝などに過剰な負担が掛かり、それが痛みの原因になることがあります。しかしこれは逆に、体重を落とすことができれば、そうして起きた痛みも改善されると考えられるのです。実際、肥満によって股関節や膝などに痛みが起きている場合は、その体重が5%減れば痛みが改善するとも言われています。

 更にご年配の方では、こうした痛みがありますと、安静にする→安静にするから筋力が落ちる→筋力が落ちるから更に関節の痛みが増える。と、このような流れで寝たきりになってしまうことがあるのですが、こうした問題も予防できると考えられます。(関連記事『痛みを継続・悪化させる原因(負のトライアングル)を断ち切れ!』はこちら
 そしてもう一つ。痛みは精神面にも影響を及ぼしますので、それが改善されることは、精神の安定にも有効であると言えるでしょう。

運動のすすめ・運動の効果を考える次に筋肉量および筋機能のUPについて

 筋肉量が増えれば、基本的に消費カロリーが増えます。これは筋肉をエンジンだと考えていただければ分かるかと思いますが、エンジン(筋肉)が大きくなれば燃費も悪くなります。つまり消費カロリーが増えることになります。ですから筋肉量が増えることはダイエットに効果があると言えるのです。

 関節の安定性UPに関しては、筋肉が関節を安定させているということがその理由なのですが、関節が安定しますと、そこに起きる痛みが予防または改善できたりしますので、これはとても大きな効果だと思われます。

 免疫力のUPに関しては、人が病気にかかりますと筋肉が分解され、グルタミンという物質が放出されます。するとこのグルタミンにより、血中のリンパ球数が増えるのですが、このリンパ球によって病気の原因となる細菌やウイルスが撃退されています。
 ですから筋肉量が増えれば、グルタミンの放出量も増えるわけで、結果としてリンパ球数がより増やせることになるわけです。これが筋肉量の増加により免疫力がUPすると言われる理由の一つとなっています。

 生活習慣病(糖尿病、動脈硬化症、心筋梗塞、高血圧、肥満など)の予防に関しては、筋肉量が増えれば糖質の使用量が増えるのですが、それが増えますと筋肉が糖質を取り込み量も増えます。そのため血糖値が安定し糖尿病を予防します。
 また筋肉から分泌されるホルモンには、動脈硬化を防ぐ効果があるとも言われているのですが、動脈硬化を防ぐことができれば、それに伴って起きる可能性のあります脳梗塞や心筋梗塞を防ぐことができると考えられます。
 更にランニングのような運動をした場合は、自律神経系のバランスがとれると言われているのですが、これにより血圧が安定します。

 冷えの改善については、体でつくられる熱の約30%を筋肉がつくると言われていますので、筋肉量が増えれば熱の産生量が増える。つまり冷えの改善につながる事になります。また筋肉には血液を各部に送るポンプ機能があるのですが、こうした機能が向上することも冷えの改善につながるといえるでしょう。

運動のすすめ・運動の効果を考えるでは今度は血流促進について

 血液には各部に栄養を送り、老廃物を回収するという働きがあります。そのため、血流が促進されれば、もし痛めたところがあったとしても、それを修復するための栄養を十分送ることができますし、痛みの原因にもなる老廃物の回収もしっかりできるようになるため、こうしたことから痛みの予防・改善に効果があると言えます。

 また血液には、上記の働き以外にも各部に熱を送るという働きがあるため、血流が促進されれば各部に十分な熱を送ることもできるわけで、これにより特に指先など末梢部の冷えが改善されると考えられます。

 美肌効果に関しては、やはり血流が良くなるため、表皮まで栄養が届くこと、そして血流の促進により発汗作用が促されるのですが、これにより汗による保湿作用が働くことがその理由となります。

更に便秘の予防について

 これに関しては、運動をすることにより大腸の運動(蠕動)が活性化され、通常よりも便の流れが早くなることが分かっています。
 大腸に流れ込んだ液状物質(食べ物のカスなど)は、そこで水分を吸収され便となるのですが、大腸の蠕動運動が活発でないと、液状物質がそこに留まる時間が増えることになります。すると水分が過剰に吸収され、より硬い便ができてしまうというわけです。
 ですから運動により大腸の働き(蠕動運動)が活発になれば、便が硬くなりすぎることもなくなるため、出やすくなるというわけです。
 ちなみに、なんらかの理由により液状物質が早く大腸を通過してしまった場合が下痢です。

運動のすすめ・運動の効果を考える最後に精神安定について

 ウォーキングなど有酸素運動をすると、それによってセロトニンが分泌されるのですが、このセロトニン不安の抑制効果があることから、こうした効果が期待できると考えられています。

 さて、運動の効果を説明させていただいたのですが、いかがでしょうか?
 筋肉というのは刺激を加えれば、それに答えて成長してくれますが、使わなければ小さくなる一方です。そして、筋肉が小さくなれば、いろいろと弊害が起きると考えられます。ということで私は、生活に運動を取り入れることをオススメします。

※一般的にダイエットdietといった場合、それは「美容や健康保持のために行われる食事量や種類の制限」を指すのですが、ここでは「ダイエット=減量」と言う意味合いで説明してあります。ご了承ください。
   

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