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口呼吸の弊害とそれを鼻呼吸に治す方法(治療法)を知ろう!

 「寝ている時に鼾(いびき)をかく」または「朝起きた時に喉が痛い」、そんなことはないでしょうか? 私自身、時折そうした状態になることがあるのですが、そうした方は口呼吸になっている恐れがあります。で、この口呼吸はあんまり良くない!ということで、ここではその口呼吸の弊害とその対処法についてお話させていただきます。

口呼吸の弊害とそれを鼻呼吸に治す方法を知ろう!
 まず、どうして口呼吸になってしまうのか?という話なんですが、原因として多いのは、やはり風邪や鼻炎だと思います。風邪や鼻炎によって鼻が詰まって、そして口で呼吸するしかなくなって。
 そんな口呼吸、鼻詰まり(風邪や鼻炎)の回復に伴って鼻呼吸に戻ってくれると良いのですが、戻らないことが結構あるのです。

 これは人の体に動作などを記憶する機能があるからなんですが、例えば鼻詰まり状態で口呼吸を続けていますと、頭(脳)はそれを正しい状態だと認識してしまいます。そして鼻詰まり(風邪や鼻炎)が治ったとしても、頭(脳)は口で呼吸することが正しいと思ってしまっているため、それを継続させてしまうのです。

 では、どうして口呼吸は良くないのでしょうか?
 空気を吸うだけなら、鼻でも口でも良いのですが、構造的に鼻は空気を取り込むところ、口は食べ物を取り込むところと決まっています。そのため鼻腔の入り口にはホコリ等を捉える鼻毛がありますし、鼻腔表面の粘膜には線毛と呼ばれる細かい無数の毛や粘液層があり、仮に風邪の原因となるウイルスや細菌が入ってきたとしても、それらを排除する仕組みがあるのです。

 更に鼻腔には隣接構造として副鼻腔があるのですが、それがあることにより、たとえ冷たく乾いた空気を吸ったとしても、鼻腔を通過する際に加温・加湿され、喉までそうした空気が届かないようになっているのです。

口呼吸の弊害とそれを鼻呼吸に治す方法を知ろう! しかし口にはそうした機能はありませんからホコリだって入りますし、一番良くないのは口(喉)が渇きやすくなるということではないでしょうか。
 口が乾けば粘膜にウイルスや細菌が付着しやすくなるわけで、つまり風邪(急性上気道炎)も起こしやすくなります。
 また唾液には抗菌作用があり、これが口腔内(口の中)における雑菌の繁殖を抑えているのですが、口が乾けばこうした機能は低下しますから、そうした結果、口臭という問題が起きる恐れもあるのです。

 さて、ここまでの話で「口呼吸よりも鼻呼吸をした方が良い」ということはご理解いただけたと思うのですが、ではどうやってそれを治すのか?

口呼吸の弊害とそれを鼻呼吸に治す方法を知ろう! まあ起きているときは、やはり意識するしかないように思うのですが、問題は寝ている時ですね。意識できない時にどうするべきか。私はテープをオススメします。

 上には私が使用していますテープを載せてみたのですが。それを左の絵のように口に張り、口が開かないようにするのです。もし万が一、鼻が詰まったとしても、この張り方でしたら口の両側から息を吸うことができますから、問題になることはないと思われます。
 とにかくこれを2、3日続けてみてください。それでダメならもう少し続けていただければ良いのですが、とにかくそうした状態をつくり、それが正しいと脳にインプット(入力)するのです。そうすることできっと口呼吸は改善されることでしょう。

 あっ、もちろんですが、テープは鼻詰まりが治まった上でやってくださいね。

※中にはテープの粘着剤で肌が荒れてしまう方もおみえになりますので、ご注意ください。
   

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